理事長挨拶
設立の目的
会則
役員名簿
学会事務局
  理事長挨拶
~ キリスト教史学会へようこそ ~  理事長 小檜山 ルイ
;理事長 小檜山 ルイ  キリスト教史学会は、1949年に設立され、会員300名ほどの小さくて、アットホームな雰囲気の学会です。ローマ・カトリック、東方正教会、プロテスタントの区別はなく、エキュメニカルな運営がなされています。
  現在、世界の人口の約3分の1はキリスト教徒だといわれています。キリスト教は、十字架上で処刑されたイエスが、その弟子たちによってキリストと告白されてからほぼ2000年の間に、ローマ帝国からヨーロッパ各地、そして、南米、北米、アジア、アフリカ、オセアニアと世界各地に伝わりました。日本へは、戦国時代にカトリックが、幕末明治期にプロテスタントと正教会が伝播されました。イエスをキリストと告白し、歴史形成に参与してきたキリスト教の歩みを研究している会員の相互切磋と交流を図るのが本学会の目的です。
  本学会のおもな活動として、毎年9月に大会を開催し、会員に研究発表の機会を提供しています。
大会では、会員個人の個別発表以外にも、公開講演、シンポジウムを設け、意見が交換されます。
また学会誌『キリスト教史学』を刊行し、特集を組んだり、研究論文(査読あり)を中心に、会員刊行物の書評・紹介、大会報告等を掲載しています。研究論文の投稿を歓迎します。
また近年本学会は、社会貢献を目指して、信徒や市民にキリスト教史を分り易く伝えたいとの意図で、シンポジウムでの発題を元にした本を出版しています。学会刊行物の『宣教師と日本人』、『植民地化・デモクラシー・再臨運動』、『戦時下のキリスト教』、『近代日本のキリスト教と女子教育』などがそれです。
  学会発表は大会だけに限りません。本学会は、東日本部会、西日本部会を開催し、そこでも発表の機会を設けています。
例年、東日本部会は12月、西日本部会は3月に開催され、懇親会はクリスマス祝会や会員相互の情報交換の場となっています。
他には、学会賞が設けられており、すぐれた著作に対する顕彰がなされています。
また国際学会への参加として、本学会はアジア諸国のキリスト教史の学会との連携に力を入れてきました。1999年以来韓国との間に「東北アジアキリスト教協議会」を設けて国際学会を開催してきましたが、現在は、より自由な参加と多くの国々のキリスト教史学研究者との国際学会を目指しています。
  本学会のこれらの諸活動については、年に数回発行される『キリスト教史学会報』やこのホームページを通じて理解していただけると思います。
個人のキリスト教信仰の有無を問わず、キリスト教史を研究している方々、またそれぞれの研究においてキリスト教と接点があり、キリスト教史学についてより理解を深めたいと考えている方々の入会を歓迎します。
  設立の目的
  最近になって弁証法神学が起り、宗教史学派の方法に対して疑問もしくはこれを軽んじようとする傾向が起って来たように思われました。
しかし一方においては20世紀以来聖典解釈においてもキリスト教理解においても主として用いられた方法は、歴史的・批判的方法であり、これが過去50年間のキリスト教研究の一般的傾向を示すものと言っても差支えありません。
まことにキリスト教は歴史的宗教と呼ばれるゆえんであり、その発展が歴史の事実を通して現在に及び将来永遠に進みゆくところのものであります。それゆえキリスト教精神の真の理解は、その背景となった時代の精神を理解しなければなりません。
すなわちその時代の文化を歴史的に研究し、それとキリスト教との類似点及び相違点を明らかにすることは、キリスト教そのものの内容を明らかにするため特に大切なことであります。
  わがキリスト教史学会設立の趣意も実にそこにあり、その時代時代の精神を究め、それと共に発展したキリスト教を研究して真に正しくキリスト教を理解せんために外なりません。
しかるに将来の伝統的偏見に加えて新たなる攻勢、例えば唯物史観による誤解と曲解とが行われようとするとき、我々は歴史的弁証をもって、それらを克服することの急務を感じます。
キリスト教史観に立脚してキリスト教の精神文化に関する学的水準の高い権威ある論考を一般に広く発表し、これを日本否世界の学界に承認せしめることは目下の緊要事であると信じます。

(「基督教史学会設立趣意書」《1949年4月作成》から引用。現代かなづかいに直したもの)
※キリスト教史学会50年史はこちら →
  会 則
キリスト教史学会会則
第1条 本会をキリスト教史学会(The Society of Historical Studies of Christianity, JAPAN)と称する。
第2条 事務局は〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋一丁目1番1号 パレスサイドビル
株式会社毎日学術フォーラムに置く。
第3条 本会はキリスト教史研究者、およびその関係者をもって組織しキリスト教史学の発展を期する。
第4条 本会は目的を達するために下記の事業を行う。
  1.学術大会、研究会、講演会等の開催
  2.会誌(キリスト教史学)、会報の発行
  3.学術上の調査
  4.内外諸学会、および研究機関との連絡
  5.その他、本会の目的に沿う事業
第5条 本会の会員は下記の3種とする。
  1.正会員  個人、または団体で会費を納める者
    正会員の個人会員は以下の3種に分類にするものとする
    ・ 一般会員
    ・ 学生会員 (大学・大学院に学籍を置く者)
    ・ シニア会員 (当年4月1日現在、満66歳以上で専任職に就いていない者)
  2.賛助会員 本会を賛助する目的で理事会が承認した者
  3.名誉会員 本会に特に功績があり理事会で推挙した者
第6条 本会の会員は下記の特典を受ける。
  1.本会の刊行物について無償、または実費での頒布を受けること
  2.学術大会において理事会の議を経て研究発表をすること
  3.本会の会誌、会報に理事会の議を経て研究発表を掲載すること
  4.研究上の指導、調査、協力を受けること
  5.本会と約定した図書館等の閲覧に便宜を与えられること
第7条 本会に理事をおく。
理事会は、別に定めた選挙規定により選出された理事によって構成される。
理事の任期は3年とし再任を妨げない。
第8条 理事会は互選により、理事長(会長) 1名、 専務(大会運営) 1名、 会務 1名、
編集1名、会計1名、を決定する。
理事長は本会を代表し、且つ理事会を招集し会務を総括する。
第9条 本会に監事2名をおく。
監事は総会で選出し、本会の会計を監査する。
監事の任期は理事に準ずる。但し、監事在任中に75歳に達した場合は、再任されない。
第10条 本会に運営委員を若干名おく。
運営委員は理事会の委嘱を受けて会の運営にあたる。
各担当理事は理事会の承認を得て、運営委員を指名することができる。
第11条 本会は毎年の学術大会時に総会を開き、下記の事項を協議、承認する。
  1.事業報告と事業計画
  2.決算報告、監査報告および予算案
  3.理事、監事の役員人事
  4.その他、本会の目的達成に必要な事項
第12条 本会は必要に応じて地域支部、および専門部会をもうける。
第13条 本会の経費は、会費、事業収入、および寄付金による。
会費は理事会の提案にもとづき総会で決定する。
本会の会計年度は4月1日に始まり、翌3月31日に終了する。
第14条 本会則の改定は総会出席者の3分の2以上の賛成を必要とする。
1963年6月改正、1969年9月一部改正、1972年8月一部改正、1979年9月一部改正、1983年9月一部改正、
1987年9月25日一部改正、1997年9月14日一部改正、2006年9月29日一部改正、2010年9月10日一部改正、
2012年9月14日一部改正、2013年9月13日一部改正、2017年9月14日一部改正、2018年9月14日一部改正、
2019年9月13日一部改正、2020年9月18日一部改正、2021年9月10日一部改正
  役員名簿
理 事 長 小檜山 ルイ
専務理事 小川 早百合
会務理事 渡辺 祐子
編集理事 渡辺 久美子
会計理事 辻 直人
理事 李 省展
松谷 曄介
岩野 祐介
馬渕 彰
近藤 喜重郎
三好 千春
徐 正敏
山田 望
狭間 芳樹
久松 英二
監 事 中島 耕二 中島 昭子
(2021年9月10日 総会承認、任期2024年総会まで)
名誉理事 荒井 献
名誉会員 太田 淑子
  学会事務局
*事務局の住所およびメールアドレスが2021年4月1日から下記に変わりました。
〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋一丁目1番1号 パレスサイドビル9F
毎日学術フォーラム内 キリスト教史学会事務局
メールアドレス:maf-shsc@mynavi.jp



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